サービスロボット展産業用ロボット展次世代モビリティ展

関西 会期 2024年5月30日(木)・31日(金) 会場 インテックス大阪 横浜 会期 2024年12月5日(木)・6日(金)会場 パシフィコ横浜

※セミナー情報が届き次第、随時追加掲載させていただきます。

5月30日(木)12:00-13:00

月に即席で構築するベースキャンプ

佐藤 淳 氏

東京大学 准教授
佐藤 淳 氏

東京大学准教授、スタンフォード大学客員教授、佐藤淳構造設計事務所技術顧問。東京大学大学院修了。木村俊彦構造設計事務所勤務。佐藤淳構造設計事務所設立。2009年地域資源活用総合交流促進施設で日本構造デザイン賞受賞、2021年 UAEパビリオンでヴェネチアビエンナーレで金獅子賞を受賞。

[セミナー内容]
月の「極域」または「縦孔」にヒトが滞在を開始するための拠点となる「ベースキャンプ」を最少限の構築物で構成することを提案し、即席で設営するための「展開着床機構」を開発しています。機構はできるだけパッシブなものとし半自動で展開させます。「滞在モジュール」はアルミ製の枕型の多面体を内気圧で膨らませると同時に、脚を凸凹の非平坦地に接地させ、内部には高床を展開させます。クレーター底や縦孔底へリフトを吊る「オーバーハング」は張弦構造を展開させます。「ソーラーパネル」はハサミムシの翅を模した機構で展開させます。これらの小型版で実証試験を行う予備探査機の構想もご紹介します。

5月30日(木) 12:30-16:00

ロボットに命を吹き込む仕事 
~ロボットシステムインテグレータの紹介~

一般社団法人日本ロボットシステムインテグレータ協会

12:30~12:45

日本ロボットシステムインテグレータ協会活動紹介

一般社団法人日本ロボットシステムインテグレータ協会 広報部長
高橋 祐紀 氏


12:50~13:05

ロボットメーカから見たロボットシステムインテグレータ

株式会社安川電機 ロボット事業部 エンジニアリング部 応用技術部 西部応用技術部 課長補佐
今里 康宏 氏


13:10~13:25

センサーメーカはロボットシステムインテグレータになれるのか?

ジック株式会社 マーケットプロダクトマネジメント部/プロダクトマネージャー
前澤 貴之 氏


13:30~13:45

【DAIKI Robotics】MiR x OnRobot Palletizer

大喜産業株式会社 大阪支店支店長
亀岡 大輔 氏

株式会社ディック 係長
棚澤 基史 氏


13:50~14:05

AGVと協働ロボットの連携システム

浜田製作株式会社 統括部 電気製造課
木村 信一朗 氏


14:10~14:25

機械専門商社が目指すロボットシステムインテグレータ

宮脇機械プラント株式会社 技術部 マネージャー
小谷 晋也 氏


14:30~14:45

DX時代の自動化・省力化の進め方

株式会社ブリッジ・ソリューション 代表取締役
坂本 俊雄 氏


14:50~15:05

省人化から、人と機械のハイブリットへ

千代田興業株式会社 本社営業部 サブチーフ
鈴木 陸斗 氏


15:10~15:25

ロボットシステム事例紹介

株式会社HCI I&R事業部長 兼 I&R事業部 営業マーケティング部マネージャー
浅野 高清 氏


15:30~15:50

ロボットを装置から道具へ
~誰でも簡単にロボットを扱える未来の実現~

高丸工業株式会社 専務取締役
髙丸 泰幸 氏


15:50

名刺交換会

5月31日(金)10:30-11:30

介護ロボット開発国家プロジェクト10年の活動から
見えてきた実用化の課題と解決策

本田 幸夫 氏

東京大学大学院 工学系研究科人工物工学研究センター・特任研究員
本田 幸夫 氏

パナソニックにて生活支援ロボットの研究開発・事業化を担当した後、イノベーション創出人材を育成する大学教育を実現するため大阪工業大学にロボティクス&デザイン工学部を設立。現在は東京大学にて産学連携ロボット研究に従事し、厚生労働省の介護ロボット担当参与、大阪大学大学院医学系研究科招聘教授併任。博士(工学)。著書に『ロボット革命 なぜグーグルとアマゾンが投資するのか』(祥伝社)。

[セミナー内容]
講演者は10年以上に渡り介護ロボット開発・普及促進の国家プロジェクトに参画し、高齢者の自立支援と介護負担の軽減を目的とした様々な介護ロボットシステムの開発・普及促進活動を行ってきた。本セミナーでは、国家プロジェクトの成果として、これまで開発され市場導入された様々な介護ロボットを紹介する。しかし、介護ロボットの普及は遅々として進んでいないのが実情である。そこで、10年以上の国家プロジェクト活動から見えてきた、現場に真に必要な介護ロボットの開発、スケール化を実現する私見を述べる。その上で、開発側と介護現場に関わる聴講者の皆さんと意見交換を行い、今後の国の開発支援活動の参考としたい。

5月31日(金)10:30-11:30

球状歯車が拓くロボットの新機能

多田隈 理一郎 氏

山形大学 工学部・教授
多田隈 理一郎 氏

2005年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.博士(工学).2005年より科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業研究員.2006年より産業技術総合研究所にて日本学術振興会特別研究員(PD).2008年東京大学大学院特任講師.2009年フランス国立科学研究センター博士研究員.2010年より,山形大学テニュアトラック助教を経て,2013年より同准教授,2023年より同教授,現在に至る.

[セミナー内容]
無制限の3つの回転自由度を有する球状歯車は、当時山形大学に在学していた阿部一樹博士と共に発明した機構で、球面の上で2つの歯形が直交した構造と同心円状の「極」構造を持つ。これに、鞍状歯車という、同様の「極」構造を有する歯車2個を、差動機構を介して噛み合わせることで、1点で直交したロール軸・ピッチ軸・ヨー軸周りの回転3自由度を実現している。また、総合商社の兼松と共同で、金属製の球状歯車が開発され、様々な分野に適用可能な小型・軽量・高出力の球面モータとして発展しており、これまでに、金属製の球状歯車を肩関節に有する、人体よりも広い可動範囲を実現可能な人型ロボットアームなどが製作されている。

5月31日(金)12:00-13:00

ロボットの社会実装に向けたNEDOの最新の取り組み

小林 彩乃 氏

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
ロボット・AI部 主任
小林 彩乃 氏

早稲田大学にて人とロボットの協調移動制御に関する研究を行う。修士卒業後、2018年NEDOに入構し、ロボット・AI部にて総括業務、評価部プロジェクトマネジメント室にて機構のプロジェクトマネジメント高度化のための制度整備に携わった後、再びロボット・AI部にてロボット関連プロジェクトを担当。

[セミナー内容]
産業用ロボット及びその関連技術は我が国産業を発展させていく上でも欠かせない基盤技術である。また近年では、例えば物流業界における2024年問題などの労働力不足を背景に、食品加工や物流、小売、施設管理といったこれまでロボットの活用が進んでこなかった産業用以外の領域や分野にも導入が検討されている。さらに最近の大規模言語モデルの進歩により、ロボットの可能性に対する期待が一層高まっている。こうした状況下において、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では、我が国のロボット産業の技術力強化に資するロボット関連プロジェクトを推進しており、本セミナーでは最新の取り組みについて紹介する。

5月31日(金)12:00-13:00

宇宙探査からのAI・ロボティクス技術への期待

山崎 雅起 氏

国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
JAXA宇宙探査イノベーションハブ・主任研究開発員
山崎 雅起 氏

2010年4月-2015年9月 株式会社東芝,研究開発センター
2015年10月-2021年9月 株式会社本田技術研究所,ロボティクス部門
2021年10月-現在 JAXA,宇宙探査イノベーションハブ

[セミナー内容]

JAXA宇宙探査イノベーションハブは、将来の月探査および火星へ発展可能な自動・自律運転型の次世代モビリティシステムの構築を目指しています。モビリティに関するサービス提供は、月面活動の初期的段階では南極付近での調査や資源利用のため、少量、近距離での資材移動・運搬が主たる目的となりますが、将来的には月面拠点の構築や月の広範囲にわたる物資と人の移動へと発展拡大することが想定されています。
そこで、宇宙探査イノベーションハブで行ってきた月探査におけるAI・ロボティクス技術の研究例を紹介し、今後募集する次世代モビリティシステム構築のためのAI・ロボティクス技術について述べる。

5月31日(金)13:30-14:30

汎用人工知能との共棲はいかに?

浅田 稔 氏

大阪国際工科専門職大学 副学長
浅田 稔 氏

1982年大阪大学大学院基礎工学研究科修了。工学博士1997年より同大学大学院工学研究科教授。2005~2011年 科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業(ERATO)浅田共創知能プロジェクト研究総括。2012~2017年 日本学術振興会科学研究費助成事業(特別推進研究)研究代表。2019年から大阪大学先導的学際研究機構共生知能システムセンター特任教授。2021年から大阪国際工科専門職大学 副学長

[セミナー内容]
ChatGPTなどに代表される大規模言語モデル基盤モデルに基づく生成AIは,これまでの認識・識別から画像や言語を生成し,高度で知的なコミュニケーションを人間に提供する.技術革新は異様なほど高速に進み,人間社会に及ぼす影響は計り知れない.本講演では,最初に最新技術動向を精査し,それが社会に及ぼす影響について考察する.特に,倫理面や法制度の問題であるELSIについて検討し,来るべき共棲社会のあり方を展望する.

  • 03-4360-5070